「毎日記録をつけよう」と決意しても、気づけば三日坊主で終わってしまう。そんな経験を繰り返していませんか?実は、自己管理が苦手な人ほど「完璧な記録」を目指してしまい、かえって続かなくなるという悪循環に陥りがちです。
この記事では、ライフログの始め方に悩む初心者の方に向けて、「ゆる記録」という新しいアプローチをご紹介します。習慣が続かない原因を理解し、ズボラでも続く記録術を身につけることで、三日坊主を克服し、自己成長への第一歩を踏み出しましょう。

なぜ「完璧な記録」は続かないのか
ライフログを始めようとする人の多くは、最初から完璧を目指しすぎてしまいます。しかし、この完璧主義こそが習慣化の最大の敵なのです。
完璧主義が習慣化の敵になる理由
「どうせやるなら、しっかり記録したい」という気持ちは理解できます。しかし、完璧主義には以下のような落とし穴があります。
記録のハードルが上がりすぎる
毎日の食事内容、運動時間、睡眠の質、読んだ本の感想……すべてを詳細に記録しようとすると、1回の記録に15分以上かかることも珍しくありません。忙しい日には「今日は時間がないから明日まとめてやろう」と先延ばしにしてしまい、結局やらなくなってしまいます。
「できなかった」が積み重なるとやる気を失う
完璧を目指すと、少しでも記録が抜けると「失敗した」と感じてしまいます。この「できなかった」という感覚が積み重なると、自己管理できない自分を責めるようになり、最終的に記録をやめてしまう原因になります。
三日坊主になる人の共通パターン
自己管理が苦手で三日坊主になりやすい人には、いくつかの共通パターンがあります。
パターン1:最初から張り切りすぎる
初日は2時間かけて過去1週間分をまとめ、翌日も1時間かけて詳細に記録。しかし3日目には疲れてしまい、「今日は休もう」が始まりの合図になります。
パターン2:ツールにこだわりすぎる
「もっと良いアプリがあるはず」「このノートは使いにくい」と、ツール探しに時間を費やすうちに、肝心の記録が進まないパターンです。
パターン3:目に見える成果を急ぎすぎる
1週間記録を続けても変化が感じられないと、「意味がないのでは?」と諦めてしまいます。

これらのパターンに心当たりがある方も、安心してください。習慣が続かないのは性格の問題ではなく、やり方の問題です。正しいアプローチを知れば、誰でもライフログを続けられるようになります。
体験談: 「以前は毎日の食事・運動・睡眠をすべて記録しようとして、1週間で挫折していました。でも『読書記録だけ』に絞ったら、気づけば半年以上続いています。今では少しずつ記録項目を増やせるようになりました」(30代・会社員)
「ゆる記録」という新しいアプローチ
「完璧な記録」が続かないなら、発想を転換しましょう。ここで提案したいのが「ゆる記録」というアプローチです。
ゆる記録の3つの原則
ゆる記録とは、続けることを最優先にした記録術です。以下の3つの原則を守ることで、自己管理が苦手な人でも無理なく継続できます。
原則1:100点より30点を目指す
完璧な記録は必要ありません。「今日は何か1つでも記録できればOK」というマインドセットが大切です。たとえば、読んだ本を記録するなら、感想を書かずにタイトルだけでも十分。記録は「続けること」に価値があります。
原則2:記録は「できた日」だけでいい
毎日記録する必要はありません。できなかった日は空白のままで構いません。重要なのは、記録を再開するハードルを下げておくことです。
原則3:楽しくなければ変えていい
「記録がめんどくさい」と感じたら、やり方を変えるサインです。記録の形式、頻度、内容……何を変えてもOK。自分に合ったスタイルを見つけることが、継続のコツです。
記録のハードルを下げる考え方
ゆるい習慣化を実現するためには、記録のハードルを徹底的に下げることが重要です。
「やるか・やらないか」ではなく「どれだけやるか」で考える
習慣トラッカーの多くは、「やった」「やらなかった」の二択で記録します。しかし、この方式だと「やらなかった日」が目立ち、挫折感につながります。
代わりに、達成度を段階で記録する方法がおすすめです。たとえば:
- 1分でも本を開いた → 達成度30%
- 10ページ読んだ → 達成度60%
- 1章読み終えた → 達成度100%
この方法なら、「少しでもやった自分」を認めることができ、モチベーション維持につながります。
「毎日」が辛いなら頻度を下げる
「毎日やらなければ」というプレッシャーが三日坊主の原因になっていることも多いです。週3回、あるいは週1回からでも構いません。続けられる頻度を見つけることが、習慣化への近道です。
ポイント: 習慣化の研究によると、新しい習慣が定着するまでには平均66日かかると言われています。最初の2ヶ月は「続けること」だけを目標にしましょう。

ライフログを始める前に知っておきたいこと
ゆる記録の考え方を理解したところで、ライフログについての基本を押さえておきましょう。
ライフログとは何か?効果とメリット
ライフログとは、日々の活動や思考を記録することで、自分の行動パターンを把握し、より良い生活につなげるセルフモニタリングの手法です。
ライフログには以下のようなメリットがあります。
自分の行動を客観視できる
「なんとなく忙しい」「時間がない」と感じていても、実際に時間の使い方を記録してみると、意外なムダが見つかることがあります。データで見える化することで、改善ポイントが明確になります。
小さな成長を実感できる
日々の進歩は小さすぎて気づきにくいものです。しかし、1ヶ月前の記録と比較すれば、確実に成長していることがわかります。この成長の実感が、継続のモチベーションになります。
意思決定の質が上がる
「この習慣は自分に合っているのか?」「どの時間帯が集中しやすいか?」といった疑問に、自分のデータが答えを出してくれます。
何を記録すればいいのか?
「ライフログで何を記録すればいいのか」は、初心者が最初に迷うポイントです。結論から言えば、最初は1つだけで十分です。
おすすめの記録対象
- 読んだ本:読書記録は始めやすく、知識の資産として残る
- 習慣チェック:運動、瞑想、学習など、身につけたい習慣を1つだけ
- 日報・振り返り:今日あったことを一言だけ書く
- 時間の使い方:何に時間を使ったかをざっくり把握
「まずは読書記録から」がおすすめな理由
初心者には読書記録から始めることをおすすめします。理由は以下の通りです。
- 記録のタイミングが明確(本を読み終わった時)
- 後から見返す価値が高い
- 「読んだ本の数」という成果が見えやすい
- 検索で登録できるアプリなら入力も簡単
「毎日記録する」よりも「本を読み終わったら記録する」の方が、はるかにハードルが低いです。
ズボラでも続く!ゆる記録の具体的なやり方
ここからは、自己管理が苦手な人でも実践できる、具体的なゆる記録の方法をご紹介します。
1日1分から始める記録術
三日坊主を克服するコツは、とにかく小さく始めることです。
ステップ1:記録対象を1つに絞る
最初から複数の項目を記録しようとすると、確実に挫折します。まずは「読書記録だけ」「習慣チェック1つだけ」というように、対象を限定しましょう。
ステップ2:記録時間を決める
「いつ記録するか」を決めておくと、習慣化しやすくなります。おすすめは以下のタイミングです。
- 朝起きてすぐ(前日の振り返り)
- 寝る前の5分(今日の記録)
- 通勤電車の中(移動時間を活用)
ステップ3:1分で終わる形式にする
詳細な感想を書く必要はありません。たとえば読書記録なら、本のタイトルと「面白かった」「普通」「合わなかった」の3択だけでも立派な記録です。

「できなかった日」の対処法
記録が抜けてしまった日があっても、焦る必要はありません。
空白を責めない
「昨日記録できなかった」と自分を責めるのは逆効果です。完璧な連続記録を目指す必要はありません。できる日に記録すればそれでOKという気持ちで取り組みましょう。
再開のハードルを下げる
1日休んだ後に再開しにくいのは、「休んでしまった罪悪感」があるからです。この罪悪感をなくすために、最初から「週3日でいい」「できなかった日は空白でいい」というルールにしておくと、再開しやすくなります。
長期で見る視点を持つ
1週間で3日しか記録できなかったとしても、1年続ければ150日以上の記録になります。短期の完璧さより、長期の継続を目指しましょう。
記録を楽しくする工夫
記録が「義務」になると続きません。楽しさを感じられる仕組みを作ることが大切です。
ストリーク(連続記録)を意識しすぎない
多くの習慣アプリはストリーク機能を搭載していますが、これが逆にプレッシャーになることも。「連続が途切れた」と落ち込むくらいなら、ストリークは気にしないスタイルもありです。
週次・月次の振り返りを入れる
毎日の記録は淡々と、週末や月末に「今週/今月どうだった?」と振り返る時間を設けると、記録の意味を実感しやすくなります。
記録を見返す時間を作る
せっかく記録しても、見返さなければ価値が半減します。月に1回でいいので、過去の記録を眺める時間を作りましょう。自分の成長を実感できる瞬間があるはずです。
自己管理が苦手な人におすすめのライフログアプリ
記録を続けるには、自分に合ったツール選びも重要です。
アプリ選びのポイント
ライフログアプリを選ぶ際の3つの基準をご紹介します。
1. 入力が簡単であること
どんなに機能が充実していても、入力に時間がかかるアプリは続きません。3秒で記録できるくらいの手軽さが理想です。
2. 複数の記録を一元管理できること
習慣、読書、日報、目標……それぞれ別のアプリを使っていると、管理自体がストレスになります。一つのアプリですべてを管理できることが、継続の秘訣です。
3. 柔軟性があること
「毎日」だけでなく「週3回」など頻度を自由に設定でき、達成度も段階的に記録できるなど、自分のスタイルに合わせられる柔軟性があるアプリがおすすめです。
Lifelogで始めるゆる記録
Lifelogは、まさに「ゆる記録」に最適なアプリです。
習慣トラッカー
頻度を「毎日」「週○回」「月○回」など自由に設定でき、達成度も100%だけでなく30%、60%など段階的に記録可能。完璧主義で習慣が続かない人でも、自分のペースで続けられます。
読書記録
ISBNや書名で検索するだけで本を登録でき、感想は書かなくてもOK。読んだ本がライブラリに蓄積されていく達成感を味わえます。
日報・ノート機能
一言だけのメモから、詳細な振り返りまで、自分のスタイルで記録できます。Notion風のエディタで、ストレスなく書き続けられます。
一元管理のメリット
習慣、読書、目標、日報……すべてを一つのアプリで管理できるため、「今日何を記録すればいいか」が一目でわかります。複数アプリを行き来するストレスから解放されます。

まとめ:今日から始める「ゆる記録」
自己管理が苦手でも、ライフログは続けられます。大切なのは、完璧を目指さないこと。
ゆる記録3つの原則をおさらい
- 100点より30点を目指す
- 記録は「できた日」だけでいい
- 楽しくなければ変えていい
今日からできるファーストステップ
- 記録する対象を1つだけ決める(おすすめは読書記録)
- 1日1分以内で終わる形式にする
- 「毎日」ではなく「できる日に」記録する
三日坊主は、やり方を変えれば克服できます。「ゆる記録」という新しいアプローチで、あなたも今日からライフログを始めてみませんか?
自己成長の第一歩は、記録することから始まります。
完璧な記録は必要ありません。まずは一つ、何かを記録してみる。その小さな一歩が、やがて大きな変化につながっていくはずです。
Lifelogで「ゆる記録」を始めよう
Lifelogなら、習慣トラッカー・読書記録・日報をすべて一つのアプリで管理できます。達成度を段階的に記録でき、「完璧じゃなくてもOK」なゆる記録スタイルにぴったりです。
無料で始められるので、まずは読書記録から試してみてください。